7月7日(木)「先輩と語ろう会」が行なわれました。
この「先輩と語ろう会」の目的は、「生徒が1年時秋に行う文系・理系の選択の参考に資する」「職業に対する意識を高める」「高校における進路選択の重要性を認識する」ことにあります。
今年は葵講堂で、1年生全員を対象にシンポジウム形式で行われました。4人の講師が順に体験談を語り、その後に司会者との質疑応答、生徒からの質疑に回答を行うというものです。そのため、進路部会も会場で講師の話が聴けると共に、講演風景の写真撮影ができました。
武生ロータリークラブ推薦の講師では、公認会計士の藤井宏澄氏が仕事の内容や選んだ動機、学校生活のことを語り、建築士の寺崎浩一郎氏が建物の設計図や鳥瞰図をスクリーンに示して説明していました。ちなみに、葵講堂を設計したのはこの寺崎氏であり、新築された万葉中学校の設計もしたそうです。
PTA推薦の講師では、とにかく月岡医師の話が抱腹絶倒で面白いものでした。金沢大医学部卒で、家業の医院を継いでいる人なので、真面目な人柄かと思っていましたが、あんなに面白い話ができるのかと思ったものでした。「隣のおばちゃんに言われたことが医師という人生を決めた」「高校時代の悔しい思い出は、体育祭の造り物で竜を造ったところ、親友が造った孫悟空に負けたこと」などの話が印象に残っています。
県庁勤務の川崎さんも、元気のよいお話で公務員という仕事の魅力を語っていました。「勉強のできる人が仕事もできるとは限らない。大切なのは人間関係。女性の公務員は育児休暇が長いので、子育てに有利。」などの話は、生徒にも十分通じたことと思います。