遠~い新潟

去る7月13・14日の両日、当校PTA役員6名+教員2名の一行にて、北信越地区高等学校PTA連合会研究大会(於・新潟市)に参加してきました。概要は是非、当サイト内 県高P連・全国P連関連 にてご覧下さい。

PTAホームページの閲覧数を増やすのが仕事の広報部からは、旅路の四方山こぼれ話を。

 

2001年春までは、「雷鳥」「スーパー雷鳥」「北越」「急行きたぐに」といった、鉄っちゃんにはたまらない懐かしい直通列車があった新潟駅。北陸新幹線の開業に伴う在来線の減便により

各自の最寄駅(普通列車)→福井(特急しらさぎ)→金沢(北陸新幹線)→上越妙高(特急しらゆき)→新潟

と、少なくとも3度の乗り換えが必要に。乗車券+特急券3枚、計4枚の切符を携え、改札を通るたびに「次はどの券、出せばいいんだ?」と、オジサン達、頭ちゃがちゃがの旅となりました。

 

初日朝、全員集合となった福井駅構内で名村会長・金﨑教頭先生あいさつ

 

まだ車両が新しく乗り心地抜群の北陸新幹線。新幹線に乗るとアイスクリームを買ってしまうのは昭和生まれの性。初めはコチコチ、みんなも思い出すでしょ!

 

新潟県に入ってからの車窓。一面に広がる水田。 昨今、福井だと、蕎麦や大豆、麦など、米以外のものもけっこう作付されていますが、見渡す限り稲ばかりなのは、さすが米王国。

 

新潟駅が近づくと、しばし海沿いを走る列車。長~い新潟県、越前岬や敦賀半島がでっぱった福井の海とは違い、陸が視界に入らない。

 

新潟駅に到着後、慌ただしく移動して開会式に滑り込みセーフ。

開会式直後、地元の高校生による見事なアトラクションに、「来た甲斐がある~」と疲れを癒されます。

 

さて、色々メニューがある大会ですが、やはりメインは分科会。4つのテーマ別分科会のそれぞれで、長野・新潟・富山・石川・福井の北信越5県の代表1校ずつが、日頃のPTA活動を紹介し合います。昨年は我が武生高校が10余名の応援団と一体となり創造性と活力あふれる発表をしました。今年の第2分科会の福井県代表は高志さん。

 

会場はこんな感じの盛況です。 

 

ところで、そもそも、PTA役員の人達は、わざわざ北信越や全国の大会に行って何をしているの?

多くの会員の方々の率直な疑問だと思います。

交流を広めたり、基調講演を聞いたり、色々あるんですが、やはり一番大きいのは、他校のPTA活動に自分達にない視点を見出すこと。また、糸口が見えない懸案事項の解決に成功したPTAさんの方法を学ぶなどにより、今後の自分達のPTA活動の幅を広げられることが、最も大きな意義と感じます。

 

以下、この活動発表の場、分科会に対する記者(広報部長)の、あくまで個人的な感想。

PTA活動は、会長その他の役員が活動の目的をはっきり意識し、一貫してその目的を達成するために個々の事業に尽力する、というかたちが本来あるべき姿。単に「以前からやっているから」と惰性だけで行った、あるいは、親ではなくもっぱら教職員主導で行った活動は、映像の美しさや原稿のまとまりの上からは完璧な発表をしても、ちょっと迫力に欠けるな~。

 

一方で、PTAが主体性を持って発案した活動には感動させられます。

・あえて親子でない親と生徒の間で語らう機会を設けることにより、我が子・我が親には言えない本音トークができる。

・面接指導には、教員だけでなく、経営者や採用担当の立場にいる親も利用している。

・受験の追い込みの高3時の、学校も図書館も閉まる年末年始、PTAが施設の部屋を借り切って高3の親が交代で係りにあたり静かな自習スペースを確保。

・意見交換の行事の最初には、話し(書き)やすい雰囲気を作るため、テーマとは直接関係のないアンケートをとる。たとえば「目玉焼きには何をかける?」

などなど・・・。

どうです皆さん、「へぇ~、なるほど、これは勉強になるわ~。」と、いい意味で愕然とするくらい感心しませんか?

 

こうなると、発表後の質疑応答に活気が出るのも必然。我が武高PTAからも、藤副会長が、当校で長年の懸案事項となっている生徒送迎時の迷惑駐停車対策について、成果をあげた高校さんに努力の過程を聞くなどの質問をしました。

 

リアルな取り組みを回答して下さった演者さんと深々とお礼する藤さん。心洗われるやりとりです。

 

(残念ながら、広報部の藤副会長・谷部長ともに、広報部の活動と重なり一足お先に帰路についたため2日目の講演は聞けなかったのですが、後に伝え聞くところによると、素晴らしい講演だったとか。「前の記事」に西出総務部副会長が力強くまとめています。)

 

舌足らずですが、私達がなぜ遠くまで出かけていくのか、少し、わかっていただけたでしょうか?

教訓を自校のPTA活動に生かせるよう、がんばらなくっちゃ。

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