広報部が8月から長丁場の制作過程を経て作り上げた武高PTAだより第78号、今、いよいよ最後の印刷の工程に入っています。
ところで、広報部って何するところ?
元来、その学校のPTA活動を紹介・アピールするのが主な役割のはずで、実際、以前は各部会の個々の活動報告や、県・北信越・全国の高P連の大会・行事への参加報告にも広報紙の紙面を割いていたようです。が、私たち武高PTAは、立派なホームページを持っており、各部会が頻繁に活動報告をしていますので、広報紙では、「学校からの情報発信では伝えにくい生徒の様子」をお伝えするのにあえてウェイトを置いている点が武高の特徴かと思います。
例えば、我が子が初めて武高に入学し、学校のことがよくわからない時、「購買でパンを買うって普通なの?」 「購買でパン買う子って、昼食にしているの、お弁当じゃ足りないから足してるの?」 「弁当を持たずに学校へ行っても、学食で何か買えるの?」 「ウチの子、すごくお腹が空くって言うんだけど、弁当以外に間食でおにぎり持って行く子っているの?」 と、何かと不安ですよね。でも、さすがに、こんなこと学校にわざわざ電話をかけて聞く訳にいきませんよね。そんな保護者の疑問に答えつつ、家庭内・保護者間へ話題と温かな交流・親睦の機会を提供できたら、と思っています。
ですので、広報紙編集も、先ずは広報部員自ら学校に入り、直接取材するところから始まります。
今回は、学校祭準備、学校祭本番、放課後の様子を取材しに、6ページの紙面のために、のべ6日間にわたって学校にお邪魔しました。
見て下さい、この「堂に入った」取材陣。どこかの新聞社か週刊誌みたいでしょ! 写真の腕は別にして(笑)。
できるだけ自然体の生徒さんに溶け込んで触れ合い、直接、話を聞きます。意外なネタは、こういうところから発掘されます。
どの生徒さんも愛想よく丁寧に礼儀正しく応対してくれるのは本当に素晴らしい。
ボツ・御蔵入りになる写真も毎回(大げさじゃなく本当に)数千枚。
こちらは職員室前で先生と(実は)談笑する生徒。カメラを向けたら「ほらほら、勉強してるとこ撮られないとダメじゃん!」と、勉強してる体(てい)に。ちょっぴり「やらせ」なのでボツですが、お二人さん、気にしないでネ。 先生と心の壁なく話せるって、本当に大事で素晴らしいこと! 誇るべき武高の校風です。
年季の入った生徒会館2階の暗~い部屋で練習する吹奏楽部。保護者の皆さんにとっては「想像とかなり違う」部活風景だと思うので載せたかったのですが、紙面にも限りがあり泣く泣く割愛。「昭和の」照明器具の話はPTAだよりにちょっと書いてあります。
冷たく引き締まった爽やかな風を感じながら、「ナイター生中継」の運動部を広く見渡しての、何とも言えないオツな風情。学校祭(文化祭)やコンクールで目にする楽団の凛々しく華やかな姿も、ここでの下積みの集大成。
そして写真や記事を持ち寄っての編集会議。近年は、葵講堂会議室でやることが多いです。
今は、ワードやパワポで紙面を編集し、メールの添付ファイルで見せ合いながら意見交換ができるようになって、編集が随分と速く進むようになりましたが、数年前までは、写真屋さんでプリントした写真を机上に並べ、アナログな作業。葵講堂に遅くまでは居られないので、喫茶店に深夜まで詰めることも多かったとか。
以前にも紹介しましたが、お茶・お菓子付きのにぎやかな会議です。毎回必ず、終わった後も泡の出るお茶をさらに飲んで元気を充電。
ページ構成ができたら、印刷屋さんに細かい所までこだわりを伝え(印刷屋さん、毎度、小うるさくてスイマセン)、
ゲラ刷りの提示 → 校閲 → 2~3回程度ゲラ修正 → 校正 → 教員によるチェック(学校に関係した出版物ゆえのNGが出ることもあります) → 修正と最終校正 → 印刷 → 納品 → 各クラスに分配 → 保護者会で配布 となります。
この一連の作業を1年に3回。長~く働き、その間、休む暇がないのが広報部のたいへんなところですが、広報部じゃなかったら見られなかっただろう所をたくさん見られ、活発で気持ちの良い武高の生徒さんの雰囲気に触れることができ、苦労の成果が形に残るところがやりがいです。
広報部員自らが撮影した写真がいっぱいの「武高PTAだより第78号」、間もなく発行、お楽しみに!
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