「先輩と語ろう会」

7月5日(木)に1学年生徒を対象とした「先輩と語ろう会」が、4名の講師の方をお招きして葵講堂にて、行われました。
この「先輩と語ろう会」は、1年生から2年生に進級する段階で、将来どんな職業に就きたいか、またそのためには理系・文系のいずれの方向に進んだらいいかなどを学んでもらうために、実際にその職業に就かれている方をお招きして生徒たちに生の声を聞いてもらうということを目的とし、講師の方が順に体験談を語り、その後に司会者との質疑応答、生徒からの質疑に回答を行うというものです。
武生ロータリークラブ推薦の講師では、銀行員の北村啓氏が銀行という仕事の内容、そして目と目を見て会話することの大切について丁寧にお話していただきました。また学校生活では、特に部活動が思いで深いとのことで、部活動を一生懸命がんばって欲しいとのことでした。
 PTA推薦の講師では、文系大学出身者で放送局ディレクターの山本さんが、実は高校時代は理系を選択していたということは、PTAとしましても驚きました。どうしても放送関係の職業に進みたいということで、再度勉強し、1年遅れでありながらも希望した大学に入学し、現在の職業に就かれているということで、修正はやろうと思えばできるということでした。
その後のまちづくり事業者の藤原さんのお話は、巧みな話術で眠くなった生徒の関心を引く内容で、ご本人曰く、在学中はあまり優秀な生徒ではなかったということですが、進路決定に至るまでのお話は興味深い内容でした。
 最後に環境技術者の駒野さんは、いろいろな事情で回り道をしてきたようですが、最終的には自分の希望した職業に就くことができたということで、「自分がやりたいと願っていれば、必ず叶う」ので、今をがんばってほしいとのことでした。
今回の講師の方々は、必ずしも順風満帆で大学入学とはいかなかったようですが、現在は希望する職業に就くことができたということは、挫折・失敗も意味があるのだということを教えられたような気がしました。
高校一年生で将来、どのような職業に就きたいのかということを決めることができる生徒は少ないとは思いますが、今秋の文系・理系を選択するための参考になればと思います。    (記事:進路部長 杉森和代)
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