スポーツクライミング第一回世界大学選手権の日本代表、廣重幸紀さん(福井大学3年)の取材にいってきました。
クライミングに通うお父さんの姿をみて育った幸紀さん。クライミング場の年齢制限の小学5年生になるのがが待ち遠しくて、始めたらすっかり壁の魅力にハマッたそうです。
夜の8時を過ぎているのにクライミング場は大盛況。勤め帰りの愛好家、小中学生…常に数人が壁に取り付いています。ホールドと呼ばれる壁を登るための手がかり、足がかりが壁に付けられていますが、出っ張りは2、3センチか、物によってはただの三角錐だったりします。壁を攻めるには単に腕力や脚力だけでなく、全身の力とバランス感覚、それに戦略も必要そうです。
幸紀さんに実際に登ってもらいました。クライミングは登る人と命綱をもつ人の二人一組です。お父さんにロープをもってもらい、まるでヤモリのように(失礼!)壁に見事に張り付いて、あっという間にテッペンに到達してしまいました。下りるのがまたかっこいい。シューーッとロープを使って忍者のようです。
武生高校の後輩たちに伝えたいことをききました。
「好きなことにはバカになっていいと思います!」
「やりたいとを徹底的につきつめていくと、その道のプロに出会える。すごい人たちに出会えます。自分の知らなかった世界が広がるんです!勉強との両立はほんとうにつらかったけど、やってきてよかったと思います」
意外なことに、幸紀さんは中学ぐらいまではすごく内気で恥ずかしがりやだったそうです。ステキな笑顔で穏やかに力強い言葉を語ってくれる目の前の彼女からは想像がつきません。
スポーツクライミングは4年後の東京五輪の追加種目に採用されました。壁に挑戦しつづける幸紀さんを応援していきましょう。
本題です。幸紀さんの取材は次号のPTAだよりでごらんください。